[第五回]SE必見。伝わりやすいプレゼンのテンプレートつくってみた

導入


突然ですが、みなさんは社外の関係者と会議を行うことってありますか?

私は時々ですが、取引先への仕様の説明や、開発スケジュールの検討会議を行います。


その準備として、プレゼンテーション用の資料を作成しますが、

このプレゼン資料をつくるうえで、最も懸念すべき問題があります。



それは、

プレゼンの内容がまったく伝わらない。

※経験談



原因はいろいろとあると思いますが、

そもそもプレゼン資料の出来栄えが悪いというケースもあると思います。


資料の出来栄えが悪いと伝えたいことがうまく伝わらず、その結果、

「指摘が多くなり、資料の再作成が必要」になったり、

「同じ会議を再度行う」はめになったりと、

非効率極まりない状態になってしまいます。



今回は、プレゼン資料の質を向上させるために、

用途に即したパワポのテンプレート(全5パターン)

を用意いたしました。


テンプレートを使って、効率よく「伝わるプレゼン資料」を作っていただければと

思います。メールに添付してお送りしますので、利用できそうであれば是非使って

みてください。


また、このテンプレートは、当社のコーポレートカラーに準じて作成しています。


目次

1. テンプレート図

  • マイルストーン
  • スケジュール
  • フローチャート
  • 画面説明
  • グラフ

2. 資料の作成時に覚えておくとよいTips

  • フォント
  • 文字サイズ/スタイル
  • 配色
  • 図形
  • 参考にしたいスライド

テンプレート図

- マイルストーン

マイルストーンは、必ず線表で提示します。

線表にすることで、文字だけでは伝わりづらい期間のボリュームを可視化できます。

- スケジュール

マイルストーンよりもう少し詳細なスケジュールでは、多重の線を描く必要があり、

煩雑になりがちです。また、記載したいイベントが多い場合でも色を多用しすぎず、

シンプルに線表を提示するとよいと思います。

- フローチャート

フローチャートは、以下の要素が伝わるよう作成します。

  • 登場人物(人に限らず、システムも登場人物として扱う)
  • フローのトリガー
  • 個別のアクション
  • 遷移
  • 特記事項

ここでは、他社とのデータのやり取りを示すチャートを載せましたが、

社内システムの処理フローの概要を描くこともできますので、利用できる

機会は多いと思います。


- 画面説明

画面説明の場合、一番初めに視線が落ちる左側に画面を配置します。

ここでは画面の確認がメインですので、画面以外の要素はできるだけ

シンプルに提示するとよいです。

- グラフ

グラフは、数値にフォーカスし大小関係や割合が最大限伝わるようなデザインにします。

※最も訴求したいデータに対してアクセントカラーを使用する

なお、パワーポイントのグラフ作成では、凡例やデータの値を表示する設定があり

ますが、デザインの変更手順が面倒ですし、思ったような表示になってくれない

ことが多いです。


このような場合は、自分でテキストボックスを作成して配置した方が幸せになれます。

※今回作成したテンプレートでも、凡例("データ1"など)とデータの値("◯◯%"など)は、グラフの設定からではなく、自分で作成したテキストになっています


資料の作成時に覚えておくとよいTips

おまけとして、プレゼン資料作成時に気をつけるとよいポイントをご紹介します。


- 文字

フォント

  • 定番の「MS Pゴシック」か「Meiryo UI」がおすすめ
  • 特に、Meiryo UIはアンチエイリアスのかかっているため、可視性に優れています


- 文字サイズ/スタイル

  • 文字サイズを大きく、スタイルを太字にして訴求ポイントを明確に(閲覧者にやさしいスライドに!)

※意外と意識されないため、「すべての文字が同じサイズ/スタイルで描かれていて、どこを見れば良いか分からない」プレゼン資料を見かけることがあります


- 配色

  • 「メインカラー:サブカラー:アクセントカラー」を「6:3:1」に


なお、当社のメインカラー、サブカラー、アクセントカラーは以下です。

メインカラー: #014eb7

サブカラー: #2972d6

アクセントカラー: #71b52f もしくは #ea8f1a


- 図形

  • 文字の囲み図形…「枠線あり+塗りつぶしなし」か「枠線なし+塗りつぶし」で作成する
  • 矢印…線と三角形のみの矢印を利用する(凝ったデザインの矢印を使わない)


資料デザインについては、以下のスライドが参考になりますので、興味があれば

参考にしてみてはいかがでしょうか。


終わりに

今回は、プレゼン会議で伝えたいことをうまく伝えるためのテンプレートの

ご紹介でした。


「こんなテンプレートも欲しい。」等のご要望に応じて作成を行いますので、

なにかあればコメントやメールでご連絡ください。

また、「もっとこうすれば伝わりやすい。」等のご意見も大歓迎です。

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